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【特集】現場の労働災害を未然に防ぐ“AI活用”のソリューションとは

ここでは過去の労災データをAIで分析することで、現場の危険予知活動(KY活動)の精度をあげるソリューションについてご紹介します。

目次

「施工管理システム」は生産性を向上するだけで
十分だと思っていませんか?

施工管理システムを導入する大きな目的は生産性を向上させ、労働環境を整えながら納期通りに作業を進捗させることでしょう。しかし生産性を上げることばかりに目が行き、本来意識しなければならない点に目がいっていないという現状があります。

施工管理システムには
「生産性×安全性×品質」を高められる機能が重要

工事が納期通りに進まない要因として考えられるのは主に次の2点でしょう。

生産性を上げることばかりに考え、事故が起こってしまったり、品質の悪い作業をしていては本末転倒。納期通りに作業を終えるためには、納期が遅れる要因である安全面・品質面にも同時に目を向ける必要があります。

安全管理のノウハウ伝承にも危機が潜む

現場での事故を削減し、納期通りに作業を行うことも重要ですが、もう一つ避けては通れないのはノウハウ伝承という観点。

従来であれば「労災報告書」「ヒヤリハット報告書」「KY報告書」を読み取る能力は、ベテランから若手へ受け継がれていましたが、若者の就労者減少やベテランの退職増加に伴い、その知見が無くなってしまう懸念があるのです。

当然報告書のままでは、知識資産としての再利用性が低く、「報告書検索システム」などを導入しても根本的な解決には至らないという問題は建設業が避けては通れない課題の一つと言えます。

そこで開発されたのが「安全AIソリューション」

そこでまず安全面への対策へ動き出すべく「安全AIソリューション」というAIを用いて現場の労働災害を未然に防ぐソリューションが株式会社MetaMoJiによって開発されました。

AIと施工管理システムをどのように活用し、現場の安全性に一体どんな効果が期待できるのかを解説していきます。

「安全AIソリューション」を開発した株式会社MetaMoJiとは

MetaMoJi公式HP
引用元HP:MetaMoJi公式HP
https://metamoji.com/jp/

先進的なIT技術をベースに、法人向け、個人向けアプリケーションを開発・提供しているIT企業。大林組と共同開発した施工管理システム「eYACHO」は、55,000以上のユーザー数を誇り、ゼネコン・サブコンを問わず500社以上で導入されている(2023年6月時点)。

「安全AIソリューション」は現場の労働災害をどう防ぐのか

安全AIソリューションイメージ

実際の労災情報を基にした危険予測を実現

「安全AIソリューション(以下、安全AI)」の仕組みは、実際の労災情報を基にデータベースを作成し、そのデータを基にAIがリスク予測を実施するというもの。

その日に行う作業に対して、どういった危険があり、どういった対策があるのか、といった情報を自動で提示してくれます。

自社に労災情報が少なくても安心

本来であればAIに機械学習をさせるためには何十万件といった単位での情報が必要ですが、例えスーパーゼネコン規模であっても抱えている労災情報は数千程度。中堅以下の建設会社となると数は多くないでしょう。

そこで同ソリューションでは、提供する自社の労災データを株式会社MetaMoJiのリスク予測専門のデータサイエンティストが調整したうえでデータベースを構築。少ないデータからでも適切な危険予知活動を行うことができます。

加えて、厚生労働省が「職場のあんぜんサイト」にて公開している労災事例を汎用データとして活用可能。自社に十分な労災データが蓄積されていない状態であっても、厚生労働省に全国から集まる多様な労災データを基にリスクアセスメントが実現できます

活用が想定されるシーン

システム導入前には検証フェーズを用意

AI導入に際して、本当にうまくいくのかと懸念があることでしょう。株式会社MetaMoJiでは安全AIをいきなり構築するのではなく、まずは一部のデータを提供することで小規模な環境を構築し、効果を検証することが可能です。

精度を検証/評価するフェーズが設けられているので、納得した上で導入に進むことができるでしょう。

過去に起こっていない事故すらも
予測する機能をリリース予定

上記では実際に起こった労災の情報を基に、現場のリスクアセスメントをおこないAIソリューションをご紹介してきました。

同社では現場での労災をさらに削減するために、チャットGPTのような「生成系AI」を活用する機能も拡充予定

過去に起こっていない事故であっても、その状況などから起こり得るリスクを洗い出す新たな機能は、建設業界の本当の意味での生産性向上に寄与するでしょう。

株式会社MetaMoJiの会社情報

会社名株式会社 MetaMoJi
所在地東京都港区六本木1-7-27 全特六本木ビル EAST4F
電話番号03-5114-2525
公式サイトURLhttps://metamoji.com/jp/